工事について
今回ご紹介いたします案件は、神奈川県立高校の体育館改修及び耐震補強工事です。
1年間の長丁場の現場で多工種に渡り工事を行いましたので、抜粋してブログに挙げさせて頂きます。
施工内容
今回第一部としましては、
体育館内部に足場を掛けて屋根裏の断熱材の除去を行いました。
施工前
工事前の状況です。
建物としまして築60年経過していて、各所経年劣化により痛みが見られます。
屋根裏アスベスト断熱材を封じ込めるために膜天井になっています。
内部足場を掛けて、膜天井を撤去した後に、屋根裏断熱材の除去を行います。
何故、断熱材に膜天井を設置して封じ込めなければいけないかと言いますと、
60年前に使われていた断熱材には石綿が含有している為封じめなければ、体育館の利用者に
健康被害が出てしまうためです。
※石綿の健康被害につきまして詳細は割愛させて頂きます。
本工事はこれを除去して新たに断熱材を設置する工事になります。
施工紹介
まず体育館内部に作業用の足場を掛けます。
足場が組み終わったら天井裏断熱材を除去するために足場上の作業区画を厚手のビニールで密閉養生します。
石綿含有建材にはレベルがあり今回の物はレベル2になります。
これを除去するには施工エリアを完全に密閉してクリーンルームを設置し、施工エリア外に対象物を飛散させないようにする
必要があります。
続きまして膜天井を除去します。
作業員も完全防備で作業します。
一人が削り取り、後ろから飛散した物に凝固剤を噴霧して硬化させます。
大物の撤去が終わったら、手ケレンで残った建材を全て除去します。
凝固剤を噴霧し、施工上取り切れない物、空気中の飛散物を硬化させます。
除去作業が完了しましたら、社内検査を行います。
まだ作業中の為、検査員も完全防備して検査を行います。
ヘルメット、ゴーグル、マスクして繋ぎを着ると誰なのか分からなくなります。
除去しきれてないところ、取り残しがが無いかよくチェックしました。
また、粉塵検査も行います。
除去完了
養生材も、撤去した断熱材と同じ扱いで袋詰めして処分します。
袋を二重梱包で指定処分場に処分しなければいけません。
終わりに
今回は屋根裏断熱材の除去までのお話でした。
つづきは次回ご紹介させて頂きます。
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